アジサイと一緒に白い犬。
6月22日撮影。
6月25日に白い犬の体調がわるくなり、
27日朝、病院へいく前に、亡くなった。
23日ごろから6月としては記録的な暑い日が続き、あいかわらず仕事も
忙しい中、充分に様子を見てあげれなかったことが、非常に悔しい。
23日は休み。子供たちの授業参観へ。
白い犬とは朝、夕、夜と散歩。夕方の散歩では、田んぼのなかを歩く。
よたよたとではあるが、先頭を行く白い犬。
近所の犬たちに会うと、すすんでそばへよっていった。
いつもは向こうからよってくる犬にも、こちらからよっていき、「珍しいね」と、
飼い主同士会話をかわした。
25,26日と1階の部屋で一緒に寝た。
起き上がろうとして何度も上半身を起こしたが、ため息をついて、またばたっと
たおれた。
気分をかえてやろうと、近くの公園へ夜、だっこしてつれていったり、
お風呂場で下半身だけすこし洗ったりしたが、
彼女にしてはめいわくなだけだったかもしれない。
病院へいく直前、心臓がとまった彼女を、とにかくだきかかえ、いつもの
病院へ。
食い意地の張った彼女が2日も何も食べていない。
そのこと自体の異常さにもっと行動を早くするべきだったと
何度も後悔をしている。
心停止して硬直していると告げたいつものお医者さんに、栄養剤をせめて
打ってくれと無理なお願いを思わずしてしまったのは、
なにか栄養とれば、彼女のこと、むくっと起き上がってくれるような気がしたからだ。
つめものをしてくれ、タオルをまいてくれ、いつもとは違う出口から、
白い犬と家路へ。
クーラーをつけた部屋で寝かせ、28日の夜、小屋の下に作った穴に
みんなの手紙とともに、彼女を寝かせた。
すぐそばにすだちの木を植えた。
場所がすぐわかっていて、時間があるなら
彼女と初めて会った香川県へつれていってあげたかった。
でも、小さい庭でずっと、好きなだけいてもらうことにした。
その日から、今日まで新聞やテレビがまともにみれず、
仕事以外はボーっとするか、泣いて過ごした。
僕がいつか死んだら、白い犬にとにかく会いに行きたい。
そして、段ボール箱にはいってキューキュー泣いていた彼女を
車に乗せ、海を渡り、ここまで連れてきて、多くのひとに迷惑をかけ、
はたしてどういう行動をとれば良かったのかを
彼女と話してみたい。
ずっと、ほとんど無駄吠えもせず、ひろいぐい以外は基本、おだやかに
小さい庭で穴などほって暮らしていた彼女に
幸せだったのかどうかをたずねてみたい。
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